コミュニティビジネス入門
地域市民の社会的事業

執筆者略歴

編著者

風見正三(かざみ しょうぞう)……はじめに、第1講、おわりに
1960年茨城県生まれ。日本大学大学院、ロンドン大学政治経済大学院、東京工業大学大学院修了。博士(工学)。大成建設鰍ネどを経て、2008年より宮城大学事業構想学部教授。持続可能な地域づくりやコミュニティビジネスの研究と実践に携わる。専門は都市計画、地域計画、コミュニティビジネス。主著に『「明日の田園都市」への誘い』彰国社、『テーマコミュニティの森』ぎょうせい、『緑地・公共空間と都市建築』日本建築学会など。受賞歴に『第7回まちの活性化・都市デザイン競技国土交通大臣賞』など。

山口浩平(やまぐち こうへい)……第2講
1977年生まれ。立命館大学大学院政策科学研究科修士課程修了。2000年より公益財団法人生協総合研究所。東洋大学・駒澤大学・明治学院大学非常勤講師を兼務するほか、日本協同組合学会常任理事、パルシステム東京市民活動助成基金運営委員長を務める。専門は社会政策・サード・セクター論。主著に「イギリスにおける社会的包摂政策とボランタリー組織の役割」福原宏幸編著(2007)『社会的排除/包摂と社会政策』法律文化社、「社会的企業での働き方−ワーカーズ・コレクティブの「新しい働き方」をふまえて」馬頭忠治・藤原隆信編著(2009)『NPOと社会的企業の経営学』ミネルヴァ書房など。

著者

木下 斉(きのした ひとし)……第3講、第7講
1982年東京都生まれ。98年早稲田大学高等学院在学中に早稲田商店会活動に参画。01年には鰹、店街ネットワークを共同設立し社長に就任。01年早稲田大学政治経済学部、05年一橋大学大学院商学研究科に進学。大学院在学中は経済産業研究所、東京財団研究員等を兼務して政策研究に取り組む。卒業後LLP市街地経営研究機構、熊本城東マネジメント鞄凾設立し、経営によるまちづくりを推進。またNPO法人グリーンバードなど全国展開するまちづくりNPOのアドバイザーを務める。主著に『まちづくりの経営力養成講座』学陽書房、『好きなまちで仕事を創る』TOブックスなど。

松本典子(まつもと のりこ)……第4講
1980年東京都生まれ。2007年駒澤大学大学院商学研究科博士後期課程修了、博士(商学)。同年4月より駒澤大学経済学部専任講師。駒澤大学では「非営利組織論」、明治大学では「コミュニティ・ビジネス事情」(兼任講師)を担当。研究テーマは、非営利組織の経営学。主著に「ソーシャル・エンタープライズとしてのワーカーズ・コレクティブ」塚本一郎・山岸秀雄編著(2008)『ソーシャル・エンタープライズ』丸善、「『社会的企業』の国際的動向とその評価をめぐって」『工業経営研究』第22巻など。

志波早苗(しば さなえ)……第5講
1956年東京都生まれ。79年立教大学経済学部経営学科卒業。在学中に学んだ「協同組合論」に、要求運動ではない対案としての消費者運動の可能性を感じる。子育てを機に家庭に入り、その後生協に関わる。89〜96年まで現パルシステム東京の前身である生協の常任理事として、3組織2度の組織合同を経験した。00〜06年までパルシステムが母体であるNPO法人で協同組合の調査研究、07年パルシステム生活協同組合連合会に移籍。現在運営室に所属し、主に特命事項を担当。07〜08年度立教大学コミュニティ福祉学部兼任講師、コミュニティビジネス論を担当。

藤木千草(ふじき ちぐさ)……第6講
1956年東京都生まれ。79年日本女子大学文学部英文学科卒業。83年生活クラブ生協加入。92年「市民参加のまちづくり」に向けて「ワーカーズ・コレクティブ生活工房まちまち」を設立し、調査・編集・ワークショップ設計の事業開始。2006年「ワーカーズ・コレクティブザ・事務局ワーカーズ」にも加入。地域活動として国分寺地下水の会、国分寺の名水と歴史的景観を守る会、わらべうたと絵本お楽しみ会に参画。00〜06年東京ワーカーズ・コレクティブ協同組合理事長、04〜09年ワーカーズ・コレクティブネットワークジャパン(WNJ)代表、09年〜WNJ事務局長、07年〜日本協同組合学会常任理事。