データで読みとく 都市居住の未来


あとがき

 本書は、冒頭「はじめに」で述べたように、2050年の都市居住の姿を描こうとしたものである。このために、民間企業など15社からなる都市住宅事業研究会との共同研究として、「2050年都市居住」研究会を都市住宅学会に設置した。実務を通して得られた産業や市場の動向と、都市・住宅にかかわる研究を通した知見を総合して、将来を見据えようとしたのである。6回の興味深いディベートを設置することができたのは、ひとえに都市住宅事業研究会のご支援のおかげである。また、ディベートの論者の方々からは、示唆に富む議論を提供していただいた。この場を借りて深甚なる謝意を表したい。また、本の構成をまとめる作業をしていただいた事務局の方々(村上真祥、高橋宏幸、樋口暁子、岡田光博、安藤準也、後藤良子)、内容について細かくアドバイスをしていただいた学芸出版社の前田裕資氏には大変お世話になった。これらの方々のご努力がなければ、本書は日の目を見なかったことは疑いなく、執筆者一同を代表して感謝の意を表したい。

浅見泰司


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