アメリカの住宅地開発

ガーデンシティからサスティナブル・コミュニティへ


目次

第1章 今、なぜTND(伝統的近隣住区開発)か

DPZによる町づくり / 郊外住宅地の光と陰 / 人びとの理想の住宅地像を求めて
ビレッジホームズからセレブレイションへ 

第2章 アメリカ人が最も住みたいと考える町

1 首都ワシントンの高級住宅地―― ジョージタウン
エリザベス・テーラーが住んだ町 / 首都への途を断たれたジョージタウン 
衰退、そして再生へ / 歴史的な町の良さとは 
2 思い出に刻まれるリゾート都市―― チャールストン
ヨーロッパ人の夢の土地 / 歴史的歩み / 混合文化を誇るチャールストン 
人びとが憧れる町並み / 歴史への誇りとこだわり 
3 大工組合会社のつくった町―― フィラデルフィア
最初の連邦議会が開かれた町 / パターンブックでつくられた名建築 
エルフレス街とベティ・ロスの家 

第3章 歴史に残る計画的につくられた町

1 チョコレート会社の町―― ニューイヤーズウィック
人道主義が生んだ工場町 / 現代にも生きるピクチャレスクな景観 
アフォーダブルで美しい住宅 / 居住者の生活中心の住宅地管理 
2 最初のガーデンシティ―― レッチワース
ガーデンシティ誕生の背景と思想 / ハワードの新都市構想 / 計画と設計の特徴 
計画の挫折、そして新展開 
3 田園都市から田園郊外へ―― ハムステッドガーデンサバーブ
スラム改善とバーネット女史 / ハムステッドヒースの環境と開発意図 
郊外住宅地としての開発 / ハムステッドガーデンサバーブの挫折 
4 分譲住宅地の誕生―― ラドバーン
アメリカのガーデンシティ / 分譲住宅地の健全維持管理システム 
現代に通じる計画思想 

第4章 歴史に学んだ伝統的近隣住区開発

1 最初のTNDリゾート開発―― シーサイド
表紙
アメリカ人の好むリゾート地は徒歩圏の町 
DPZによるシーサイド地区開発 
アフォーダビリティの重視 / 住民本位の町の運営 
2 現代版ガーデンサバーブ―― ケントランド
郊外スプロールから守られた土地 / ケントランドの開発計画 
エコロジーに叶った住宅地 / 定住する人たちの町 
表紙 3 都市再活性化のための住宅地開発―― ハーバータウン
都市衰退と不景気の打開策 / エンプティネスターズを狙った開発 
多様な人びとに受け入れられる / 成功を支えた厳しいデザインコード 
4 歴史町と調和する自己完結型ニュータウン―― ノースウェストランディング
ダイナマイト工場町、デュポン / サスティナブル・コミュニティへの挑戦 
ステージコンストラクションの実践 

第5章 町づくりの交響楽――ウォルトディズニーのセレブレイション

1 セレブレイションとは、どんな町か
マリサ・チアラメンテの生活 / 地球環境との調和 / 近隣の絆を重視 
2 セレブレイションの町づくり計画 表紙
帰属意識を持てる徒歩圏の町 / 観光客を主対象にダウンタウンを事前に建設 
セレブレイションの都市設計 
3 セレブレイションのデザイン
風土を意識したダウンタウンとパブリックスペース 
建築デザインにこだわる住区の計画 
個性があり、町並みに調和する住宅デザインを提供 
4 セレブレイションの都市経営
町並みをつくる土地利用規制 / コミュニティのルール 

第6章 TNDから私たちが学ぶべきこと

住宅地のデザイン 住宅地で享受するライフスタイル 住宅地の安全性・衛生性 表紙 誰でもが住める(アフォーダブル)開発 住宅による資産形成
学芸出版社
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