不動産プランナー流建築リノベーション
はじめに
1章 人と街をプロデュースする不動産プランナーの仕事
プランナーの職能─プロジェクトの育て方
相談 「どうにかしてほしい」というオーナーに寄り添う
調査 街は歩いて情報収集する
企画 借り手が絶対に見つかる、不動産視点からの提案
設計・施工 企画に相応しいプロジェクトチームをつくる
募集 オーナー・物件と借り手の相性を重視
管理・運営 使い手の自主性を重んじ、サポートする
「不動産のプロ」がまちづくりに関わる意味
私が不動産プランナーになるまで 1:建築を志す
2章 仲介のデザイン──街と建物の価値を上げる
CASE 1 駐車場をバーに──エリアに望まれた夜の居場所
相談 仲介から始まる企画
活用 エリアはアンダーグラウンドなバーを求めていた
仲介 100人のまぁまぁいいねより、8人の超いいねを目指す
管理 トラブルを事前に回避する細やかな対応
CASE 2 京都×ITベンチャーの“らしさ”を両立するオフィス
──歴史あるエリアにオープンで新しい文化を
相談 1 〈町家IT事務所編〉京都らしいオフィスが欲しい
物件探し 京都らしい=町家なのか
仲介 DIY物件を優先して探す
DIY 専門家に一部を依頼
相談 2 〈4年後の呉服店ビル編〉早くも町家オフィスが手狭に
仲介 元遊郭エリア・元呉服店とIT企業の相性
DIY 再びメンバーでDIY
街の反応 意外とエリアに歓迎された
インタビュー〈元呉服店ビルオーナー×ヌーラボ京都メンバーリーダー〉
妄想活用コラム 1:ITベンチャー×老舗織物業
CASE 3 倉庫をクリエーターの実験可能なオフィス空間に
──一般的なイメージにこだわらない企画と賃料設計
相談 倉庫活用と仲介の依頼
街の企画 一般的なイメージにとらわれない
内装 生活感を見せない空間
内装 クリエーターの作品をオーダーできるオフィス
転貸 自分よりうまく活用してくれる人に貸す
妄想活用コラム 2:泊まれるショールーム
私が不動産プランナーになるまで 2:不動産への気づき
3章 企画・運営のデザイン──街に場をつくる
CASE 1 小規模不動産投資のデザイン
──マンションを購入してシェアハウスに
相談 シェアハウスありきの依頼
物件探し 神戸らしい立地にこだわる
街の企画 欠点にとらわれすぎず長所を伸ばす
収支計画 地方のシェアハウス事情を見込んだ収支計画
チーム編成 少数精鋭のチーム
設計・施工 施工費に緩急をつける
内装 見せ場のつくり方
募集 見知らぬ地ではあらゆる手段を駆使
管理 皆が気持ち良く暮らせる管理
インタビュー〈Lis Colline神戸岡本オーナー〉
CASE 2 デメリットをメリットに
──線路沿いのアパートをシェアアトリエに
相談 同業者からのおこぼれ案件
調査 京都駅周辺は京都の最後にして最大の未開拓地
街の企画 街・場・人の特徴を整理する
ターゲット クリエーターとは誰のことなのか
建築計画 シェアすることのメリット
収支計画 オーナーとともに責任を負う仕組み
チーム編成 建物の魅力を分かってくれる施工者
募集 見学会の代わりにマーケットを開催
運営 エリアを読めれば必ず場が回る
妄想活用コラム 3:シェア別荘
私が不動産プランナーになるまで 3:東京での会社員時代
4章 不動産プロジェクトのデザイン──街に暮らしと商いを生む
CASE 1 小商いを生む街づくりの始まり
相談 空き家を買ったオーナーからのメール
調査 住む人の行き場が無い観光地
街の企画 エリアの5ヶ年計画を立てる
収支計画 若手が出店しやすい条件設定
建築計画 設計者の選定
デザイン コミュニケーションに必要な3つのデザイン
募集 現場見学会と審査戦略
運営 順調な3つの小商い
街への伝播 3年足らずで界隈に店舗増
CASE 2 和歌山市内の街なかに、魅力的な賃貸住宅をつくる
きっかけ 無いものは自らつくる
調査 楽しく便利、歴史もある街なかを実感
チーム編成 地元と若手の工務店が協業する
建築計画 オフィスビルのメリットを活かす
ヴィジュアルデザイン 質感のある暮らしを表現
募集 街なかに住み、働く良さの伝え方
私が不動産プランナーになるまで 4:京都での現実
5章 街を変える仕組みの提案──高齢者の自宅の一室に学生が暮らす
CASE 1 高齢者と大学生の同居促進事業──京都ソリデール
きっかけ 京都府が事業者を募集
調査 京都の3つの資源─大学生・クリエイティブ層・高齢者
街の企画 暮らし方の文化をつくる
募集 名乗り出てくれる高齢者探しが難航
管理 干渉し合わない2人の関係
妄想活用コラム 4:緩やかな介護型ソリデール
おわりに
本書に登場した店舗・プロジェクト情報一覧
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