団地図解

地形・造成・ランドスケープ・住棟・間取りから読み解く設計思考

はじめに|ぼくらが団地にひかれる理由―建築・都市計画・土木・ランドスケープを横断する住空間


1章|団地フィールドワーク―現地で見つける団地の計画・設計のツボ

1.1 千里ニュータウン編

1.2 金沢シーサイドタウン編


2章|団地解剖―空間の読み解き方

2.1 地形―団地が“置かれた”場所

2.2 造成―標準・制約・束縛をいかに越えるか?

2.3 配置/ランドスケープ―中間領域の豊かさ

2.4 住棟―状況を解決する“箱”

2.5 間取り―工法からコミュニティまでを包み込む標準設計

2.6 間取り選

折図 団地巻き物 「団地設計思想 昭和30→43」

|column1|団地と子ども


3章|団地7選:知られざる設計思考の探求

3.1 千里青山台団地
   ―高原のような団地を生んだ包括的な設計プロセス

3.2 千里津雲台団地
   ―溶け出す造成と揺らめく南面平行配置が生む景観と共有スペース

3.3 高座台団地・高森台団地
   ―尾根・谷が生み出す“骨太”な計画

3.4 新千里東町団地(公団)
   ―囲むこと/広げること・公団配置計画の集大成

3.5 千里高野台住宅
   ―緩やかな谷に生み出された公?私の連続性

3.6 鈴が峰第2住宅
   ―地形から間取りまで総動員で獲得した眺望

3.7 並木1丁目・2丁目団地
   ―平坦で自由な土地に築かれた建築家たちの団地設計思考

3.8 7団地から読み解く設計思考

・7団地を通して眺めてみると

・団地の設計思考を読むキーワード

・団地MAP
|column2|団地と少年


4章|団地への証言

4.1 INTERVIEW:中田雅資さんに訊く
   土木仕事から建築設計まで。「団地係」という仕事

4.2 団地年表
|column3|団地と大人

おわりに|団地の設計思考が語りかけること