カラー版 図説 建築の歴史
西洋・日本・近代


 ヴィジュアル目次  9

第1章 西洋建築史


 〈1 古 代〉 ………………………………17

1 記念性の表現 ──古代オリエント  18
2 権威の象徴としての巨大性 ──古代エジプト建築  20
3 円柱による形式美 ──ギリシア建築1  22
4 都市の構成と都市施設 ──ギリシア建築2  24
5 構造と装飾 ──ローマ建築1  26
6 建築のタイポロジー ──ローマ建築2  28
 人物でよむ建築史/ウィトルウィウス ── 「建築」の射程  30

 〈2 中 世〉 ………………………………31

7 キリスト教空間の出現 ──古代末期・中世初期の建築  32
8 ドームの建築 ──ビザンツ建築  34
9 バシリカ空間の展開 ──ロマネスク建築1  36
10 地域に根ざしたロマネスク建築 ──ロマネスク建築2  38
11 都市の大聖堂 ──ゴシック建築1  40
12 インターナショナルな様式 ──ゴシック建築2  42
 人物でよむ建築史/ヴィラール・ド・オヌクール ──ゴシック世界を映す万華鏡  44

 〈3 近 世〉 ………………………………45

13 再生される古代 ──ルネサンス建築1  46
14 イタリア・ルネサンスの盛夏と黄昏 ──ルネサンス建築2  48
15 移植される「ルネサンス」 ──ルネサンス建築3  50
16 歪んだ真珠 ──バロック建築1  52
17 古典古代という権威 ──バロック建築2  54
18 幻惑の空間 ──バロック建築3  56
19 古典の考古学的解釈 ──新古典主義建築1  58
20 古典の合理的解釈 ──新古典主義建築2  60
21 中世への回帰 ──歴史主義建築1  62
22 過去様式の多様化 ──歴史主義建築2  64
 人物でよむ建築史/アルベルティ ──「建築」を「芸術」にした『建築論』  66

第2章 日本建築史


 〈1 古 代〉 ………………………………67

1 日本建築の曙 ──縄文・弥生・古墳時代の住居・集落  68
2 仏教建築の伝来 ──飛鳥・白鳳時代の寺院  70
3 鎮護国家と仏教建築の力強さ ──奈良(天平)時代の寺院  72
4 国風化の流れと密教空間 ──平安時代の密教寺院  74
5 建築と景観の融合 ──平安時代の浄土教寺院  76
6 国家的神社成立の契機 ── 古代の形式を伝承する神社  78
7 優美な杜 ──奈良・平安期成立の神社  80
8 一代一宮から千年の都へ ──古代の宮殿と都城  82
9 王朝絵巻の空間 ──寝殿造  84
 人物でよむ建築史/聖徳太子 ──建築で国を興した大工の祖  86

 〈2 中 世〉 ………………………………87

10 革新的な建築構造 ──大仏様の建築  88
11 禅宗の伝来と宋風伽藍の輸入 ──禅宗様の建築  90
12 和様の変化と新しい意匠感覚 ──新和様と折衷様  92
13 洗練化と新興の神社 ──中世の神社  94
14 座敷の成立と武家文化 ──北山文化・東山文化  96
15 庶民の住まい ──中世の民家  98
 人物でよむ建築史/重源・栄西 ──大陸の新風  100

 〈3 近 世〉 ………………………………101

16 戦国武将の象徴 ──城郭建築  102
17 権威と装飾 ──書院造  104
18 わびの造形 ──茶室  106
19 洗練美を求めて ──数寄屋風書院  108
20 庶民信仰と寺院建築 ──近世の寺院  110
21 霊廟と装飾 ──近世の神社  112
22 風土性の表現 ──近世の民家  114
23 人間らしさの展開 ──学校・大店・劇場・遊郭  116
 人物でよむ建築史/千利休 ──わび茶の大成と茶室の草体化  118

第3章 近代建築史


 〈1 西 洋〉 ………………………………119

1 スチールの時代 ──産業革命以後の建築  120
2 中世を理想としたものづくり ──アーツ・アンド・クラフツ運動  122
3 世紀末の装飾芸術 ──アール・ヌーヴォー  124
4 芸術の革新 ──ウィーン・ゼツェッシオン/ドイツ表現主義  126
5 前衛としての建築 ──ロシア構成主義/デ・ステイル  128
6 幾何学形態による装飾 ──アール・デコ  130
7 有機的建築 ──フランク・ロイド・ライト  132
8 工場建築の理想形 ──ドイツ工作連盟/バウハウス  134
9 建築の詩学 ──ル・コルビュジエ  136
10 Less is More ──ミース・ファン・デル・ローエ  138
 人物でよむ建築史/マッキントッシュ ──芸術的空間の創造  140

 〈2 日 本〉 ………………………………141

11 異国との邂逅 ──洋風建築の出現  142
12 お雇い外国人たちの活躍 ──西洋建築技術の輸入  144
13 工匠たちの西洋建築 ──伝統技術の西洋化と擬洋風建築  146
14 日本人建築家の登場 ──西洋建築の理解と習熟  148
15 新しい技術の導入 ──耐震理論と新構法の展開  150
16 ヨーロッパ造形運動との接触 ──日本の表現主義  152
17 国家の建築的表現 ──震災の前後と帝冠様式  154
 人物でよむ建築史/伊東忠太 ──日本で最初の建築史学者  156

 〈3 戦 後〉 ………………………………157

18 近代の定着と技術の進歩 ──戦後の建築潮流1  158
19 近代を超える動き ──戦後の建築潮流2  160
20 復興と成長/空間カプセル ──戦後の日本建築1  162
21 戦後日本の住宅物語 ──戦後の日本建築2  164
22 建築の組み直し ──ポストモダンの建築1  166
23 建築と場所の再生 ──ポストモダンの建築2  168
 人物でよむ建築史/磯崎新 ──建築の仕掛人  170
  出典一覧・参考文献  172     /索引  176