イサム・ノグチとモエレ沼公園
建設ドキュメント1988−

もくじ


まえがき

Chapter1 中止か続行か?──最初の決断

 イサムの構想──公園を一つの彫刻に
 1988年──計画を白紙から
 もう一つのストーリー──イサムと斉藤浩二の出会い
 イサム逝く──動き続けるモエレ沼計画

Chapter2 イサムのコンセプトを読む

 子どものための空間とは?──七つの遊具広場
 大地への眼差し──理解するための努力
 イサムの模型と食い違う現実

Chapter3 設計チームの働き

 2000分の1と1分の2──イサムのスケール感
 フリーハンドで描かれた〈モエレビーチ〉
 契約書の存在
 異例の協定書

Chapter4 水辺を創る、山を築く

 つくらなかったもの
 水辺を創る
 山を築く──50メートルの人工山〈モエレ山〉
 北海道らしく、イサムらしい植栽
 第一次オープン

Chapter5 建築とモニュメント

 北国の魅力を見せる〈ガラスのピラミッド〉
 最後に完成したモニュメント〈海の噴水〉
 だいじな脇役たち

Chapter6 公園をつくり続ける

 グランドオープン
 変わること、変えてはいけないこと
 〈オンファロス〉の不思議な縁

あとがき
モエレ沼公園建設プロジェクト 年表
参考文献