原発と建築家
僕たちは何を設計できるのか。再生可能エネルギーの未来、新しい時代の建築を考えた。

竹内昌義(たけうち まさよし)/1962年神奈川県生まれ。 建築家。
みかんぐみ共同代表/東北芸術工科大学建築・環境デザイン学科教授。
東京工業大学修士課程修了。共著書に『団地再生計画/みかんぐみのリノ
ベーションカタログ』(2001)、『POST OFFICEワークスペース改造計画』(2006)、
『未来の住宅 カーボンニュートラルの教科書』(2009)

松隈 洋(まつくま ひろし)
1957年兵庫県生まれ。京都工芸繊維大学教授。1980年京都大学工学部建築学科卒業後、前川國男建築設計事務所に入所。2000年京都工芸繊維大学助 教授に着任。2008年10月より現職。博士(工学)、専門は近代建築史、建築設計論。主な著書に、『近代建築を記憶する』『ルイス・カーン―構築への意 志』『坂倉準三とはだれか』『前川國男現代との対話』(編著)『日本建築様式史』(共著)など。2000年よりDOCOMOMO Japanメンバー。2005年‐2006年「生誕百年・前川國男建築展」実行委員会事務局長を務める。

後藤 政志 (ごとう まさし)
元・原子炉格納容器設計技術者。1949年東京都生まれ。博士(工学、東京工業大学)。広島大学工学部船舶工学科卒業後、旧三井海洋開発に入り船舶・海洋構造物の設計を手がける。1989年、東芝に入社し、原子炉格納容器の設計技術者となる。2009年、同社を退社。現在、芝浦工業大学、國學院大學、早稲田大学大学院などで非常勤講師を務める。著書に『「原発をつくった」から言えること』『福島原発事故はなぜ起きたか』(共著)など。

佐藤 栄佐久(さとう えいさく)
1939年福島県郡山市生まれ。福島県立安積高校、東京大学法学部卒業後、日本青年会議所での活動を経て、1983年に参議院議員選挙で初当選、87年、大蔵政務次官。88年、福島県知事選挙に出馬し、当選を果たす。東京一極集中に異議を唱え、原発問題、道州制などに関して政府の方針と真っ向から対立、 「闘う知事」として名を馳せ、県内で圧倒的支持を得た。第5期18年目の2006年9月、県発注のダム工事をめぐる検察の捜査で嫌疑を受け、知事辞職、その 後逮捕される。現在、上告審で審理中。著書に『福島原発の真実 』『知事抹殺 つくられた福島県汚職事件』など。

池田 一昭(いけだ かずあき)
日本アイ・ビー・エム株式会社クラウド&スマーターシティ事業社会インフラ事業開発部長。エネルギー、交通、3R、水、流通、医療などの課題に対し社会システム的な観点で解決を図るIBM提唱のSmarter Planetを推進。スマートコミュニティ・アライアンス企画委員会ならびに国際戦略WG委員、資源エネルギー庁蓄電池システム産業戦略研究会委員。
http://www.sce.com/info/smartconnect/basics/smart-meters.htm

清水 精太(しみず せいた)
1970年生まれ。東京ガス株式会社総合企画部エネルギー・技術グループ担当副部長。1995年早稲田大学大学院理工学研究科電気工学修了後、東京ガス株式会社入社。ガスパイプラインの維持管理、設計業務を経験したのち、商品開発部門においてガス配管の維持管理に関する技術開発を経て、現職に至る。現在はエネルギー・環境政策に関する政策提言を中心とした各種企画・調整業務を担当。

林 昌宏 (はやし まさひろ)
1964年愛知県豊橋市生まれ。ミツウロコグリーンエネルギー株式会社取締役事業部長。立教大学数学科卒業。風力発電所の適地調査・計画策定、監督官庁との協議・許認可取得、開発行為に係る地権者等との交渉に至るまで、風力発電所開発を一貫して行なってきた。海外風力発電機メーカーの販売窓口として、メーカーと国内顧客の橋渡しを行なった経験も持つ。

三浦 秀一 (みうら しゅういち)
1963年兵庫県西宮市生まれ。東北芸術工科大学建築・環境デザイン学科准教授。早稲田大学大学院博士課程修了、専門は、建築と地域の環境エネルギー計画、共著書に『未来の住宅―カーボンニュートラルハウスの教科書』『都市環境学』『資源・エネルギーと建築』など。

飯田 哲也(いいだ てつなり)
1959年山口県生まれ。NPO法人環境エネルギー政策研究所(ISEP)所長。京都大学工学部原子核工学科卒業、東京大学大学院先端科学技術研究センター博士課程単位取得満期退学。大手鉄鋼メーカー、電力中央研究所で原子力の研究開発に従事した後、退職。再生可能エネルギー政策では国内外で第一人者として知られ、日本政府や東京都など地方自治体のエネルギー政策に影響力をもつ。著書に『北欧のエネルギーデモクラシー』『自然エネルギー市場』『原発の終わり、これからの社会 エネルギー政策のイノベーション』『エネルギー進化論』ほか多数。