違反建築ゼロ
住まいの安全・神戸の挑戦

著者紹介

増渕昌利〔ますぶち まさとし〕
昭和20年栃木県生まれ。45年京都大学建築研究科修士課程修了。神戸市役所入庁。開発・住宅・交通・住宅供給公社・営繕を経て、平成14年に違反対策室長。平成18年退職。現在は環境局環境保全指導課でアスベスト公害規制。平成15年から全国建設研修センター講師。著書に『近隣住区論』(共訳、鹿島出版会)、『都市設計のための新しいストラクチャー』(共著、鹿島出版会)、『行政建築家の構想』(共著、学芸出版社)など。

狩野裕行〔かりの ひろゆき〕
昭和27年大阪市生まれ。50年大阪大学建築工学科卒業。昭和55年神戸市役所入庁。交通・開発・住宅供給公社・住宅・区役所など主に住環境整備・まちづくり部署を経て平成18年度より都市計画総局建築指導部主幹として建築基準法による許可、認定、基準法にもとづく条例の制定などを担当。著書に『自治体都市計画の最前線』(共著、学芸出版社)。

高橋一雄〔たかはし かずお〕
昭和28年和歌山県生まれ。京都大学建築研究科修士課程修了。昭和54年神戸市役所入庁。新開発地の事業コンペ・分譲住宅の設計・まちづくり・再開発など一貫して民間との協働事業に従事。平成18年度まで、すまいの耐震化を担当し、耐震化の三原則の発想や地域密着型の取り組み方針を立案。現在、みなと総局技術部主幹。著書に『数寄町家』(共著、鹿島出版会)、『歴史の町並み 近畿編』(共著、日本放送出版協会)。

南出和延〔みなみで かずのぶ〕
昭和23年福井県生まれ。45年近畿大学理工学部建築学科卒業。昭和45年神戸市役所入庁。長年、建築行政部門を経験し、特に阪神・淡路大震災当時の審査課長(建築主事)として、建築確認業務に携わる。平成13年、初代の違反対策室長として、「神戸市建築物安全安心実施計画」を実践し、違反建築追放に携わった。現在、外郭団体で指定確認検査機関業務に携わる。