さきに『建築のウンチク』を出版しました。当書は「室内」はじめ各種の雑誌に書評が掲載され、好評裏に門出しました。読者の皆様方には感謝しております。
おかげ様で4ヶ月後に再版しました。ありがたいことです。
松江市のN・N氏と札幌市のM・S氏からは「建築のウンチクのような本がもっと有るといいですが…」と、お便りをいただきました。うれしいことです。
これらに刺激されて『続・建築のウンチク』の出版にチャレンジしてみました。前著でネタは、出つくしたように思います。が、さらに新しいネタを求めてアチコチの町を探し歩きました。改めて建築のウンチクの深さ・広さを知り、自己の乏しいウンチクを傾注した次第です。
こんなとき、ウンチクは、運築(自分の運を築くのに利用:私語)となった事件が突発しました。
それは、前代未聞の建築構造計算書偽装事件です。一建築技術者として、わがことのように恥ずかしい思いがしました。残念!としか、いいようがありません。
これには、わたしなりのタワゴトを記しました。タワゴトを記さねばならないぐらい、あっては無らないことが、技術の世界でも突如として起こる世の中になってしまったのですねェ……。情けないことです。建築技術者の倫理が必要、と思いました。
とにかく、建築界の初心者はもとより、すべての方がたに読んでいただきたく、建築面白読物を目ざして一生懸命に制作した小説風?の工学書の第2弾です。目次に関係なくお好きなところより、お好きなだけお読みくだされば幸いです。
最後になりましたが、本書を制作するに当たり、何かとご苦労をおかけした、滑w芸出版社取締役編集長吉田隆氏・同編集部の越智和子さんには感謝申しあげます。
ほんとうに、ありがとうございました。
山 田 修
2006年6月
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