私は、それが自分の家でなくても 自分が住みたい家を設計したいと思っています。 設計中、なにか判断に迷った時、 「自分の家だったらどうするか?」 と自分に問いかけ、その時の正直な自分の気持ちを大切にし、 設計の拠りどころとしています。 また、その気持ちがひとりよがりの表現にならないよう、 技術的、経済的、心理的にバランスのとれた客観的な図面を書き、 建設にたずさわる多くの人々の理解と共感を得てゆく時間が、 私の設計の現場です。